アンナ・マグダレーナ


もう5年くらい弾いていないけれど指は覚えているものでなんとなく弾けてしまうものもある。もちろん弾けなくなったものもあるけれど。あたらしい曲を弾くなら簡単な曲からと思いバッハ「アンナ・マグダレーナのためのクラヴィーア小曲集」を開いた。ひとつひとつの音すべてが重要なのは基本なのだけどあらためてふむと思わせるようなすばらしい曲ばかり。高校生のころははやい曲や難しい曲が弾きたくてショパンやリストを練習していたけれど、(そして断念したけれど)バッハは譜面上簡単に見えてもそういった曲とはちがう難しさがある。全集を買って毎日バッハを聞いている。